2007.05.12 Saturday

そのときは彼によろしく

智史と佑司、花梨の3人をめぐる友情と愛情を描いている。

父の仕事の都合で転校を繰り返していた智史が、13歳の時に出会った2人の友達。その後、3人はそれぞれの家庭の事情でバラバラになってしまう。

15年後の智史と花梨の再会。佑司の病気、花梨のかかえる謎・・・。人はそれぞれバラバラのようで繋がっているというのが、しみじみと伝わってくる。

心の奥にグッと響いてくるような言葉がいっぱい散りばめられている。この物語を通して作者の伝えたいことが、メッセージとして込められているのだろう。


2007.04.26 Thursday

世界中が雨だったら

愛をテーマに描かれた3つの物語。

ゆがんだ愛情を信じ込んでいる少女や、いじめられた末に自殺する少年など、今までの市川作品には考えられないような人物達が主人公として登場する。

「いま、会いにゆきます」に代表されるような切ない愛の物語をイメージして読むと、少し裏切られたように感じるかもしれない。

彼の作品にしては少々異色だけど、結局根底にあるのは「愛」であるように思う。「愛」は市川氏の永遠のテーマであるのだろう。


2007.01.10 Wednesday

弘海 - 息子が海に還る朝 

家族の絆をやさしく切なく綴った奇跡の物語。

小さくて病弱だった弘海が水と出会うことによって個性を発揮していき、しまいには同じ特徴を持つ里沙とともにアメリカへ旅立っていく。両親や妹に支えられ、愛されながら、自分では何もできないようなか弱い少年だった弘海が、里沙と出会い、自分の特性を知ることによって大きく成長し、変っていくのはすごいことだと思う。

人は誰でも自分のできる範囲のことを、自分のペースで精一杯頑張ることが一番素敵なことなんだよ、というメッセージがしみじみと伝わってくる作品だった。

2006.12.09 Saturday

恋愛写真ーもうひとつの物語

物語の語り手である誠人と静流のとても切ない恋の物語。

いろいろ迷い試行錯誤しながら、本当の恋に目覚めていく誠人の心情がうまく描かれている。

恋の代償が50年分の月日に替わる・・・遺伝的な病気をかかえた静流が自分の命と引きかえににしても、愛を貫いた姿が痛ましいが、とても心が温かくなる作品でもある。

2006.11.20 Monday

いま会いにゆきます

雨の季節に、亡き妻が夫と息子に会いに来る・・・。愛をテーマにした小説。

映画・ドラマ化されたベストセラーなので既に内容を知っている人も少なくないと思う。映像の世界もいいが、原作も読まれることをおススメしたい。登場人物の思いが心にしみわたり、言葉では簡単に言い尽くせないほど感動がつまっている。

最後まで読み進めると、この本のタイトルの意味がわかる。秀逸な一冊。

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