2007.06.18 Monday

永遠の出口

青々とした10代を翔けぬけた少女の思い出を描いた青春小説。

小学校高学年から高校卒業までの紀子の人生を振り返るように描かれているが、どこかで同じような経験をしている読者も多いと思う。

そのくらい、普通の少女が主人公の普通の日常が物語となっている。日々の小さな出来事に悩んだり、迷ったりしながら、大人へ近づいていく様子がうまく伝わってくるし、とても共感を呼ぶ作品である。


2007.02.22 Thursday

風に舞いあがるビニールシート

大切な何かのために懸命に生きる人達の6つの物語。あたたかくて力強い彼女独特の世界がそれぞれの短編にあふれている。

高校時代の野球部のメンバーと10年後にまた皆で野球をしよう、という約束を果たすために懸命に頑張っているサラリーマンの話や、犬の保護団体のボランティアをしながら餌代のために夜の仕事をしている主婦の話など、内容はさまざま。そのさまざまな物語の中に多様な価値観があり、それぞれ大事なものを持って生きている。

生きる力を与えてくれる短編集。ちなみにこの作品は直木賞受賞作である。


2007.02.03 Saturday

カラフル

前世の記憶もないまま、借り物の体で下界生活を始める・・・。

「おめでとうございます。抽選にあたりました!」と天使の言葉からこの物語は始まる。他人の体にホームステイして、期間中に前世での過ちを思い出さないといけない、という設定が奇抜である。しかし、ステイ先の家族内のゴタゴタや学校での友達関係など、考え悩むことが多すぎて、前世の過ちどころではなくなる。

最終章で天使がいう言葉・・・
「これから先の数十年の人生、ホームステイだと思えばいい」
は、とてもぐっとくる。何に対しても深く思い悩み、自殺を考えたりする若い人達には読んでもらいたい一冊。ホームステイだと思って好きに気軽に人生楽しめばいいんだと、希望がもてるかもしれない。


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