2007.02.25 Sunday

中空

荘子の思想に従って人々が暮らす竹林の村で起こる奇怪な事件。事件の謎と解決が伝統的な探偵小説の文法に則って語られている。

閉鎖された空間で繰り返される惨劇、20年前、村で起こった大虐殺・・・。まさしく横溝正史の世界そのものではないか、と思ったら横溝正史ミステリー大賞受賞作らしい。「荘子」や竹の花などが背景になって物語に深みがあり、十分に読み応えがある。

最後のどんでん返しと、ワトソン役の猫田女史のおとぼけぶりも大変面白く、味わい深い。


2007.02.16 Friday

昆虫探偵ーシロコパカッパ氏の華麗なる推理

クマバチ探偵がヤマトゴキブリの助手と共に、オオクロアリ刑事と争いながら昆虫界の難事件に挑む。

サブタイトルのシロコパカッパ氏というのはクマバチ探偵の名前。物語は依頼人(虫)から謎が持ち込まれ、それを探偵が論理的に解決していくという探偵小説のルールに従って語られている。が、舞台は昆虫界なので、昆虫の世界での論理や生態などに基いて話が進む。

虫たちの名前もヒネリが利いて面白く、昆虫界での探偵物語という着想が大変ユニークである。目が覚めると、人間がゴキブリになっていたところから始まり、クマバチがヒトになったところで終わる。

ユーモアあふれる後口上もあり、とても楽しい一冊である。


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