2007.12.30 Sunday

天使の梯子

「天使の卵」から10年後の歩太と夏姫の物語。

当時、予備校生だった歩太と元ガールフレンド、夏姫は共に29歳になり、それぞれの道を歩いている。10年前の夏姫の姉の死を心の傷にもち、お互いに思いやりながら生きている。

そんな中、夏姫は8歳年下の男に熱愛され、10年前の姉の姿と自分自身が重なっていく。

分かり合いたい相手、許して欲しい相手がもうこの世にいないことが本当に切ないことだというのが伝わってくる。歩太も夏姫も、まだ若い慎一さえも皆お互いにいたわり合い、思いやり過ぎて気持ちがうまくかみ合わず、一方通行で終わる・・・。

もっと気ままに自分勝手に生きていけたら、どんなにか楽なのに、と思える。


2007.12.24 Monday

天使の卵

「小説すばる」新人賞受賞作品。

19歳の予備校生の“僕”は8歳年上の精神科医に一目惚れする。高校時代のガールフレンドに後ろめたい気持ちをもちながら、どんどん彼女のことが忘れられなくなり、止められなくなっていく純愛小説。

登場する人物達がそれぞれに心に傷を負っているが、それは今の時代ならありがちなことである。

些細な日常生活のことも含めて、流れいく時間の中で恋愛を真っ直ぐに描ききっているところが村山氏の感性というか、作家としての才能みたいなものを感じる。


Calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
Selected Entries
Categories
Archives
Recent Comment
Recent Trackback
Links
Profile
Search this site.
Others
Mobile
qrcode
Powered by
30days Album
無料ブログ作成サービス JUGEM